未来を創る挑戦:ベテランエンジニアが切り拓く新規事業プロジェクトの道
業務内容: 新規事業の立ち上げ
リモートワーク率:90%
年齢:48歳
目次
この会社に入社しようと思った理由は?
T.T 当初は「良い機会があれば転職してもいい」という軽い気持ちで、約1年ほど興味のある会社があれば面接を受けていたのですが、その中の一つがMCSでした。MCSの魅力は経営層との距離の近さにあります。面接で自分の意見を真摯に受け止めてもらい、実際に社内を訪問した際も、温かく迎え入れていただき、居心地の良い雰囲気を感じました。
前職では100人を超える社員が在籍し、最新技術に積極的に取り組む活気あるエンジニアリング企業に勤務していました。待遇に不満はなかったものの、自分の働き方を見つめ直したとき、テクノロジーを追求することよりも、経営層と意見を交わしながら、組織や人とのつながりを大切にできる職場環境に惹かれるようになりました。
MCSは約30人規模の会社で、経営層との距離が近く、意見を伝えやすい環境です。何よりも、自分がやりたいことや言いたいことがあるときに真摯に受け止めてもらえるという点に大きな魅力を感じました。私は人材や制度、環境の成長に関心があるため、成長過程の会社で自分の動きがダイレクトに会社に貢献できることにやりがいを感じています。
入社前のイメージと入社後のギャップについて教えてください。
T.T 入社前に「社内の雰囲気をしっかり見てみたい」とお願いし、実際に事務所を訪問して社内の様子を確認する機会がありました。そのため、入社後のギャップはほとんど感じませんでした。あえて挙げるならば、私の入社時点ではオンラインでのコミュニケーションツールが想像していたより整備されていなかった点です。しかし、現在では社員の協力もあり、Slackでの円滑なコミュニケーション体制が確立されています。
入社後の最初の案件について教えてください。
T.T 入社後、大手流通会社向けの新作アプリの試作開発案件に参画し、APIの作成を担当しました。この案件は約11か月にわたるもので、要件定義の前段階からリリースまでのフェーズに携わりました。ただし、直接的に手を動かす機会は少なく、主にクライアントやベンダー、社内技術者との調整や折衝を担当し、プロジェクトマネジメントオフィス(PMO)に近い業務を行っていましたね。
最初に「どんな案件がやりたいですか?」とヒアリングいただき、いくつか候補の案件を出していただいたのですが、その候補の内、得意分野であるAPI開発であり、単価が高く、さらにフルリモートでの対応が可能だったため、この案件を選びました。
今はどのようなお仕事をされていますか。
T.T 現在はSESの案件から離れ、新規事業の立ち上げをしています。元々、入社当初からSES事業以外にも手を広げていきたい、受託開発も始めたいというお話を伺っていたのですが、私が前職で受託開発のリーダーを立ち上げから担当していたということと、私の関心のある分野だったということもあり、SESではなくこちらの立ち上げを担当させてもらうことになりました。
いま、主に取り組んでいるのはリスキリング事業の立ち上げです。非IT企業において、DX化に取り組みたいがまだまだ敷居が高く感じている、何から始めれば良いか分からない、という悩みを抱えているところは意外と多いので、そのソリューションをご提案して伴走するというのが大まかな事業内容です。ソリューションはいくつもありますが、生成AIを使ってクライアント企業の業務を効率化していく、というのを考えています。こちらで仕組みを作ってお渡しする、というのも勿論できますが、クライアント側でも自走できるように、生成AI等についてのリスキリング(教育)を行っていきます。今後はDX推進に向けて課題を抱えていらっしゃる非IT企業様に向けてコンサルを行い、内部でどうにかできそうなものであればリスキリング事業で、システム導入が必要であれば弊社から開発のご提案でお手伝いできればと考えています。まだまだ始めたばかりということもあり、やれることが沢山あり、自由度が高い業務な分、苦労もありますがとても楽しんでいます。私にとって、流行りの生成AIに携わるより、リスキリング・教育というのは常々やってみたいと思っていたことなので、今後の展開もワクワクしていますね。
将来的には、教育という流れを継いで、生成AIのリスキリングだけでなく、リーダー研修や3年目研修と言ったヒューマンスキルの教育にも手を広げられればと思っています。特に、我々エンジニアは一見技術が注目されがちですが、実はコミュニケーションや折衝能力と言ったヒューマンスキルが大事になる場面が多々あります。そういったスキルを身に着けていただくことで、皆さんがもっと仕事をしやすくなれるお手伝いができれば良いなと思っています。
リモートワーク率は?
T.T 今は90%くらいです。現在は研究開発、教材を作ったり、社員向けに教育の進め方を練習したりと言ったことをしているんですが、それをブラッシュアップするために展示会等で情報収集をしたり、お客様先に行ったり、月2回ほど事務所に出社したりというので外出が入る事があります。
入社して印象的だった仕事を教えてください。
T.T 一番印象に残っているのは、社員総会を発足したことですね。帰社会や事務所開放など、社員同士の交流の場が多い環境であるとはいえ、SESという働き方な分、同じ現場以外は「社員同士で一緒に何かする」ことができないのを寂しがっている社員の方の声もあったり、帰社会=飲みの場ありきでの交流、というのがやや勿体なく感じていたのですが、そんな時、以前の職場で行った部門会議の事を思い出したんです。部署の垣根を越えて、数十人が集まる会議の場をセッティングしたのですが、普段繋がりがない社員同士の繋がりを持てる場としてとても好評で心に残っていたので、MCSでも同様の働きかけができないか?と考え、社員総会を提案しました。
ただ単に交流の場というだけでなく、ワークショップをやることで思考を鍛えたり、当社にいる意味づけができたら良いなという思いもありましたね。会社としては初めての試みだったので、最初は試行錯誤しましたし、実際に参加した社員からのアンケートで出た改善内容を踏まえて、2回目以降もまだどんどん更新していっている最中ではありますが、そうしてアップデートを加えられることも含めて楽しく、やって良かったと思います。
特に社員の方がワークショップで和気あいあいと盛り上がっているのを見るのは開催者として一番やりがいが感じられる瞬間でした。
社員総会の今後の目標としては、ただ社員同士が繋がるだけでなく、参加することで皆さんに何かしらの気付きや学びを得てもらえるような場を目指しています。エンジニアとしてのスキルは別として、毎日変わらない日常を振り返っているだけだと、人間としてのヒューマンスキルは伸び悩んでしまいます。気付きを得ることで、ヒューマンスキルは成長に繋がるので、ワークショップからでも良いですし、コンテンツ以外に、他の社員との何気ない会話からでも、何でもよいのですが、新しい発見をすることで、皆様の成長に繋がるきっかけになれたら良いなと思っています。
将来、MCSでやりたいことなどはありますか?
T.T 現在の業務をお話した際に少し今後の教育の展望について触れましたので、その理由について詳しくお話させていただければと思います。今後自分がやりたい事は、先程お伝えした次世代リーダー向けの育成や成長促進、教育と言ったものなのですが、それは「生きづらさを感じている人が生きやすさを感じるようになって欲しい、その手伝いがしたい」というのが理由です。スキルだけでなくとも、例えばマインドセットであったり、本人の自己肯定感や幸福度を上げる事で、人は生きがいややりがいを感じられるようになります。それらの培い方をお伝えすることで、皆さんがより生きやすくなるお手伝いができたらと思います。
当社に興味のある方に、メッセージをお願いします。
T.T やりたいことを持っている人には色々取り入れてもらえる会社ですので、ぜひ一緒にやっていきましょう。
社員総会や受託請負案件、教育事業など、一緒に作り上げることができれば嬉しいです。
ある日のスケジュール
9:00 始業開始。Backlogにて前日までに残っている課題の確認
9:05 当日行うタスクと、近い日程のタスクの洗い出し・スケジューリング
9:10 作業開始。社内IVRの改善(ノーコードのプログラミング。GAS等)
10:00 朝会
10:30 朝会終了。引き続きノーコードのプログラミング作業。研修事業の資料作成
12:00 お昼休憩
13:00 作業再開。午前中の続きと、研修事業の資料作成
13:40 1on1面談の準備(前回のメモの確認)
14:00 メンバーとの1on1面談
15:00 顧客向け提案資料をChatGPTに相談しながら作成
18:00 終業、Backlogに当日の残タスクを記載。
私の愛用仕事グッズ
愛用のタンブラーです。